令和3年1月定例会が紫波町議会で開催された。
議長の武田平八氏は年頭の挨拶で新年の祝意を述べ、昨年の活動への感謝を表明した。特に、新型コロナウイルス感染症への対応が重要とされ、各議員の取り組みを称賛した。また、行財政運営への影響や地方交付税の見直しが求められる中、議会は新年度予算編成に注力する必要があるとの認識を示した。
さらに、議長は紫波町が進める教育改革と学校再編についても言及した。特に、西部地域の新しい小学校「西の杜小学校」が新年度からの稼働に向けて準備中であることを強調。町における教育改革が地域社会における子供たちの関係性や生活能力を育むための重要な取り組みであると述べた。
町長の熊谷泉氏は新年の挨拶を通じて、昨年進められた様々な施策の成果を振り返った。特に、今年は西の杜小学校の開校や紫波東部小中一貫校の新設が計画されており、町の発展に寄与すると期待される。新型コロナウイルス対策やワクチン接種についても万全を期する姿勢を示し、農業振興や地産地消の推進計画も進める必要があるとの考えを述べた。
議会では会議録署名議員として阿部秀一、戸塚美穂、佐々木純子の各氏を選任し、また会期は本日から12月27日までの357日間に決定した。議長は新年度に向けて議員各位の協力を呼びかけ、議会の役割や責任について再認識する機会となったとした。
最後に、議長は厳しい寒さの中、議員や町民の健康を願い、閉会を告げた。今後も紫波町議会は地域の課題に真摯に向き合っていくことが求められる。