令和3年4月に開催された紫波町議会定例会では、様々な重要事項が議論された。
主要な議題には、議案第37号の「令和3年度紫波町一般会計補正予算(第1号)」が含まれ、予算に1億6,012万8,000円が追加され、歳入歳出予算の総額は148億322万8,000円に達する。
熊谷泉町長は、この補正予算の背景に新型コロナウイルスワクチン接種対策の経費があると説明した。具体的には、ワクチン接種に伴う委託費用が1億4,262万6,000円増加すると報告された。また、地域企業に対する支援金も計上されており、売上げ減少の事業者に対する補助の内容が議論された。
次の議題では、請願第1267号と第1268号について、根水康博氏(すこやか町づくり常任委員長)が報告を行った。第1267号は新田両沼線の一部整備、第1268号は元地下二合2号線及び朴田線の整備に関する請願であり、どちらも陪審全員の賛成で採択された。根水氏は、紫波町内の生活道路にまだ十分な舗装が施されていないことを指摘し、今後の対応を求めた。
また、議会運営委員会の選任においては、熊谷育子氏が新たに委員に選任され、全会一致で承認された。
さらに、議員派遣に関する議題も全員一致で決定し、すべての議事を終了した。議長の武田平八氏は、すべての議事が終了したことを宣言し、出席者に感謝の意を示した。