令和4年9月21日、紫波町議会は定例会を開催した。
本会議では、請願第1293号の早期実施に関する議題が登場し、町道東川前線における改良工事の実施が求められた。すこやか町づくり常任委員長の根水康博氏は、この請願を審査した結果、採択すべきものと報告した。
また、令和3年度の歳入歳出決算認定についても、一括して議論されることとなった。予算決算常任委員長の作山秀一氏は、認定第1号から第6号までの審査結果を報告し、各特別会計の決算認定について賛成多数で可決される運びとなった。これにより、紫波町における財政状況を明確にする重要な資料として位置付けられる。
続いて議案第55号の提案が行われた。熊谷泉町長は令和4年度一般会計補正予算(第6号)について説明、歳入歳出をそれぞれ2億3,069万4,000円追加するとの提案が示された。この補正には、大雨災害による復旧費用が含まれており、公共土木施設や農林水産施設の災害復旧事業への資金支援が盛り込まれている。議会では、この内容に対する質疑が行われ、賛成多数で可決される見込みだ。
さらに、介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についても取り上げられた。生活部長の中田秀男氏は、物価高騰対策として、介護事業所に対する支援金が計上されていると説明。訪問通所系サービス事業所や入所系事業所へそれぞれ5万円、10万円の支援を行う方針が確認された。
新型コロナウイルスワクチン接種に関する質疑応答も活発に行われた。高橋敬子氏はその副作用と効果に疑問を呈し、対策の強化が必要であると訴えた。議会では、このワクチン対応の方針に対し、利用者にとっての安全性を優先し、検討を進めることが求められる。
このように、さまざまな重要議題が論じられた本会議は、地域住民への影響を考慮した決定がなされる場となった。議会は様々な見解や対策を通じて、町民の生活向上を目指し、より良い未来に向かう努力が続けられることが期待される。