令和3年9月10日、紫波町議会は定例会を開催し、複数の議案が可決された。
日程第1では、紫波町図書館基金条例が議題に上がり、議論なく可決される結果となった。
採決では、出席議員全員が賛成し、この条例の重要性が再確認された。
続いて、日程第2の令和3年度紫波町一般会計補正予算について、予算決算常任委員長が報告。十分な審査がなされた結果、質疑を省略し採決に進む形となり、こちらも全員賛成で可決された。
この補正予算は町民への生活支援を目的としたものであり、今後の町の財政運営に寄与することが期待される。
日程第3では、紫波町職員の服務の宣誓に関する条例及び紫波町固定資産評価審査委員会条例の一部改正が提案された。
及川ひとみ議員は、署名捺印を廃止することで、どのように代わりの確認を行うのかを質問。
山上総務課長は、既に本人確認が行われていることから、署名がなくても問題ないと説明した。
これは業務効率化に向けた動きとみられる。
次に日程第4で令和3年度紫波町介護保険事業特別会計補正予算が審議された。
細川惠一議員は、給付費の増加について質問。
野村長寿介護課長は、介護予防事業によって給付費の伸びを抑えつつ、人口増加による影響も考慮していると答えた。
今後の利用者の増加に対応した計画が必要であることが示唆された。
最後に日程第5の令和3年度紫波町下水道事業会計補正予算が扱われ、公共下水委託料の減額理由について議論が行われた。
吉田下水道課長は、補助金に関連した調整に関する説明を行い、全体の管理状況に問題はないと強調した。
これらの議案を通じて、町は重要な施策を推進しつつ、住民の利益を考えた意思決定が進められている。最終的に、全ての議案は異議なしで可決され、会議は無事に散会となった。