令和4年度紫波町議会定例会4月会議が開かれ、重要案件が多数審議された。
今回の議事では、令和3年度紫波町下水道事業会計予算の繰越しが報告された。この繰越しは、新型コロナウイルスの影響で資材の入手が難航したためで、阿部薫之君(建設部長)が2億2,500万円の繰越しを提案。高橋敬子氏が今後の資材入手に関する不安を示したが、吉田裕之君(下水道課長)は、9月までに工期を完了する計画であると述べた。
議案第37号と38号では、紫波町議会の議員報酬と特別職の職員の給与減額が提案された。藤原博視君(副町長)が説明する中で、議員期末手当を167.5から162.5に改定する理由として、国に準じた調整を挙げた。しかし、細川惠一氏の討論に対して、経済の悪循環を招く恐れがあるとの懸念が示され、地域経済への影響に議員たちの意見は分かれた。
さらに、議案第39号の令和4年度一般会計補正予算についても議論が行われた。この補正予算には、新型コロナウイルス感染症対策に関連する予算措置が含まれており、熊谷泉君(町長)が明確な予算規模を伝え、町民への支援を引き続き強調した。
また、議案第40号では、七久保跨線橋の耐震補修工事の協定締結が承認された。この工事は7億5,661万円が見込まれており、安全対策の強化が期待される。阿部薫之君(建設部長)は、工事後の耐用年数延長について言及し、経済活動を支える挑戦への取り組みが行われている。
最後に、議案第41号では固定資産評価員の選任が同意され、今後の財政運営において重要な役割を果たす予定である。議会は、引き続き地域の発展と住民の生活向上に寄与する決議を行った。今後の議会運営にも期待が寄せられる。