令和5年12月4日、紫波町議会の定例会が開かれ、多くの重要案件が討議された。
特に関心を集めたのは、「紫波町空家等の適切な管理に関する条例の一部改正」および「古館駅前広場整備その2工事の変更請負契約について」である。
建設部長の谷地和也氏は、「空家等の適切な管理に関する条例の一部を改正する」と述べ、この改正は特別措置法の改正を受けたもので、施行日は12月13日からであることを説明した。
空家対策の強化が期待されている中、実際の対策について細川惠一議員からの質問もあり、現在、紫波町内で特定空き家に指定されたものはないとした。
続いて議題に上った「古館駅前広場整備その2工事の変更請負契約の締結」についても、谷地建設部長が詳細な説明を行った。
工事の契約金額は6,261万3,100円となり、変更理由として、施工内容を植栽から平板ブロック舗装に変更したことが挙げられた。
これには質疑が相次ぎ、変更内容の背後にある地元との協議や、施工の管理に関する意見も出された。
議長の武田平八氏は、各議案に対する質疑を行った後、次回の審議を12月13日に行うことを決定した。
この日、合計13件の議案が提出され、特に給与改定に関する議案の審議が注目を集めた。
議案第72号では、議員や特別職の期末手当の支給割合を改定することが提案された。
何かと財政に影響が生じる中、議員及び役職者の給与問題が再び浮上した。
最後に、熊谷泉町長から地方自治法に基づく行政報告が行われ、町の未来に向けた施策の推進について強調された。
この会議は、町政や地域の発展に向けた重要な意思決定の場であり、今後も注目していく必要がある。