令和2年5月8日、紫波町議会は定例会を開催した。
議題には、一般会計の補正予算と選挙管理委員の選挙が含まれている。
まず、議案第28号となる令和2年度紫波町一般会計補正予算(第1号)が提案された。
熊谷泉町長は、予算の説明を行い、総額169億1,143万円の予算であると明らかにした。
この預算の内訳には、新型コロナウイルス感染症対策に関する施策が複数組み込まれている。
例えば、特別定額給付金に関しては、33億1,300万円が追加され、家計への支援を行うとのことだ。
また、教育部長の八重嶋靖氏は特別給付金支給に関し4,350万円が確保されたと報告した。
これにより、児童手当受給世帯が特別給付を受ける方針が強調された。
経済対策としては、地域企業への家賃補助などが挙げられる。
具体的には、新型コロナウイルスの影響で経営悪化が懸念される企業に対し、家賃の半額を支給する。
次に、選挙については、紫波町選挙管理委員及び補充員の選出が行われた。
議長の武田平八氏は、指名推選の方法について確認した後、生内正昭氏、伊藤時男氏、茅野克己氏、細川栄子氏の4名を選挙管理委員に指定した。
加えて、補充員として藤尾智子氏、阿部均氏など4名が指名された。
すべての選挙は異議なく進行し、透明性と公正が保たれた結果となった。
このように、令和2年度紫波町は、緊急事態を踏まえた補正予算の成立が確認され、さらに選挙管理体制が強化されたことが報告された。