令和3年第6回福山市議会定例会が開催されました。
この会議では、令和3年度福山市一般会計補正予算など、多岐にわたる議案が審議されました。
市は、一般会計補正予算についての説明を行い、例年通り歳入の増加に向けた施策を強調しました。特に新型コロナウイルス対策、都市開発、福祉事業などへの優先的な資金配分が求められていることに対し、より効果的な資金管理が重要視されました。
荒玉賢佑議員は、行政版デジタル化実行計画について質問を行い、市民サービスの向上や情報セキュリティーの重要性を強調しました。「オンライン化が進む中で、サイバーセキュリティが最重要課題である」と発言し、福山の数字的進捗と安心してサービスを受けられる体制が整わなければならないと訴えました。市長は、福山市情報セキュリティポリシーの施策を述べ、全職員に対して理解度を確認するという取り組みを進めていることを明言しました。
また、鞆町のまちづくりについても言及されました。観光客の回復が見込まれるなか、地域振興のための取り組みが続けられています。荒玉議員は、地域活性化の施策としてVRを活用した新たなサービスを提案しました。
一方、障害者や高齢者に対する施策も重要な議題となりました。市長は、地域に対する応援体制や支援体制の強化を図ることを市の責務との認識を示し、「市民全体が安心して暮らせるためにこれらの施策は必要不可欠である」と発言しました。
この会議の中で、市議会は、これからも市民サービスの向上を目指し、さらなる施策の強化を図ることで一致しました。今後も福山市は、地域の課題を解決するための具体策を模索し続ける必要があると考えています。