令和4年3月21日、伊予市議会の定例会が開会した。
市長の武智邦典氏は招集挨拶の中で、昨年12月に決定した小児科新規開業促進事業について報告し、その具体的な影響を議会に示す意向を伝えた。
また、北京オリンピックに言及し、日本選手の活躍に感謝を述べ、パラリンピックへの期待を寄せた。彼は伊予市の重要施策として、令和4年度の当初予算を議会に提出した。
この日は、会期の決定が行われ、会期は26日間と合意された。議会は報告第1号から第3号、議案第1号から第23号の合計26件を一括で審議することが決まった。
特に市長は、令和4年度予算案について詳述し、一般会計の総額を175億4,343万7,000円に設定したことを説明した。その内訳には、各種社会福祉政策や教育費が組まれていることが強調された。
さらに、武智市長はコロナ禍における市の新型コロナウイルス感染症への対策にも言及。ワクチン接種の進捗と市民への感染予防策を呼びかけた。加えて、福祉や子育て支援の強化に努め、特に児童への経済的支援についても強調、当面の行動計画を示した。
これにより、議員たちの理解を得ると共に、市民生活の向上に向け、新年度施策の具体化を図る意向を示した。市長の挨拶では、「市民の皆様が幸せに暮らせる伊予市」を目指し、持続可能な行財政運営を再度確認し、求められる市民参加の重要性を訴えた。また、議案に関しては、環境基本条例の制定や国民健康保険税条例の改正を含む多くの項目が上程されており、これに対する議員からの質疑が期待されている。
今後も引き続き、地方自治および市民参加の推進に向け、議会の活動が注目される。議会は次回、質疑応答を行い、提案された議案について直面する課題解決に向けた具体的な議論を深める予定である。