令和2年第3回柏市議会定例会の会議では、重要なテーマとして新型コロナウイルス対策が挙げられた。
特に、日本共産党の平野光一議員は、ＰＣＲ検査の抜本的な拡大を強く求めた。平野氏は、アメリカのニューヨーク州と日本の感染拡大の違いを示し、検査数を増加させ無症状感染者を早期に発見する重要性を訴えた。その中で、特に医療機関や学校など接触が多い場所での定期的な検査の必要性を説いた。日本の対応では濃厚接触者に限定されている状況を問題視し、「感染を広げないためには検査を広げるべき」と強調した。市の保健所長は、具体的な検査数を示したが、定期的な検査実施計画についての明確な回答は得られなかった。これによって市民から不安の声が上がる中、果たして検査体制の見直しが行われるかが注目されている。
次に、経済戦略についても意見が交わされた。平野氏は、地元業者支援策に関し、「売上が20万円未満の事業者をどのように支援するか」を問うた。経済産業部長は、新たな支援策を提案しており、特に複数の事業者が連携することで、新しい商品開発や販路拡大を促進することを目的とした支援制度を発表した。事業者の厳しい状況を認識し、「今後も各種支援を考慮し続ける」と述べた。