柏市では、数々の重要な施策が議論された。特に、教育行政や地域福祉に関する取り組みに焦点が当たった。
学校教育部長は、GIGAスクール構想を進める中で、不登校児童・生徒への支援を強調した。具体的には、オンライン学習環境の整備や心理的サポートが不可欠と述べた。また、市立柏高校の役割についても言及し、地域との連携を深める重要性を指摘した。
一方、地域福祉においては、保健福祉部長がフレイル予防、買い物支援、重層的支援体制の整備について発表した。特に、フレイル予防については、コミュニティの協力が必要であると強調した。これは高齢者が自立できる環境を整えるための重要な施策である。
地域交通政策の中では、土木部長がグリーンスローモビリティーの導入を推進し、環境にやさしい交通手段の拡充を目指していると述べた。さらに、コミュニティータクシーも地域の交通手段として利用できるようにすることが求められている。
また、企画部長は、SDGsに関して市内事業者との連携強化を訴えた。事業者の取り組みを通じて、地域社会全体で持続可能な開発目標の達成を目指すという方針を示している。さらに、オープンデータの活用を進め、市民参加の促進に力を入れる意向を表明した。
最後に、保健所長は新型コロナウイルス感染症対策に関連する後遺症や病床確保の重要性を訴えた。これにより、地域の医療体制を一層強化する必要があるという考えを示した。