市内で行われた最近の会議では、さまざまな行政課題について議論が行われた。
国民健康保険事業に関連する問題が提起された。日下みや子氏が、市の国保制度が国保法第1条に反している可能性について取り上げた。さらに、柏の保険料の引き下げを求める声も上がっており、国保料の延滞金徴収に対する対策が求められていると市民生活部長が回答した。
また、コミュニティバスの実現が必要であるとの指摘があった。市民の足を確保するために柏駅と市役所の交通整備の促進を求める意見が多く、公共交通の改善に向けた取り組みの進捗を土木部理事が報告した。
教育行政についても活発な議論が展開された。学力テストの意義について、教育現場での役割や国連子どもの権利委員会の勧告との整合性を問う声が上がった。教育長は、これらの意見を真摯に受け止め、教育の質向上に努める意向を示した。
地球温暖化に関する国際的な枠組みについても言及された。パリ協定に基づく日本政府及び柏市の目標が現実的でないとの懸念があり、環境部長は見直しの必要性について言及した。
オスプレイの配備についても市民の安全を懸念する意見が挙がった。木更津駐屯地への訓練受入について、下総基地が拠点とされることに関して市民を守る視点が重要と企画部長が強調した。