柏市の会議において、新型コロナウイルス対策が中心テーマとして取り上げられた。
日下みや子氏が、五輪・パラリンピックの中止を求め、「コロナ対策に全力を挙げるべきである」と指摘した。ワクチン接種への情報提供と相談体制の充実を求め、PCR検査の拡充と変異株の全数検査も必要であると強調した。市長と保健所長はこれらの意見に対し、今後の方針について慎重な検討が必要との見解を示している。
次に、コロナ禍での暮らし支援策についての議論も行われた。柏市独自の第3弾の営業支援策が求められたほか、国保料・介護保険料の特例減免基準について全額保障を改めて求める声が上がった。経済産業部長や市民生活部長がこの件について回答し、具体的な支援内容を案内する必要性を訴えた。
また、学校給食についても重要な議題となった。日下氏は「学校給食将来構想が、柏市が示した方向を覆すものだ」と疑問を呈し、具体的な説明が必要とされた。さらに、パブリックコメントの目的と寄せられた意見の受け止めについて、教育長も含めて説明を求めた。
開発行政に関する質問も取り上げられ、八幡町の宅地開発についての問題が指摘された。「水抜き穴から隣地の庭に水が流れている」との意見を受け、都市部理事は開発許可の適切性について吟味することが重要であると述べた。
最後に、環境行政への関心も寄せられた。放射性物質による土壌汚染の除去や管理について、環境部長がその状況を報告し、これからの対策に惜しまぬ努力が求められている。