柏市では昨今のコロナ禍を受けて、各種政策や事業の見直しが求められた。特に柏駅西口北地区の再開発事業については、過去の計画に対する運営方針の再考が進められている。市長は、事業を拙速に進めることは避け、一旦立ち止まって見直すべきだと強調した。
医療行政に関して、特に新型コロナウイルスへの対応が焦点となった。議案第28号により、医療機関への支援策が提案された。一方、保健所長は新型コロナウイルス検査の拡大に配慮しつつ、市立柏病院の役割や老朽化した施設の早期建て替えが急務であると述べた。
福祉行政では、生活困窮家庭への学習支援が今年度遅れた問題が取り上げられた。保健福祉部長はこの遅延の理由を説明し、今後の改善策を模索する姿勢を見せている。また、農業行政に関し、経済産業部長は、農家を支援するために国の持続化給付金制度の周知徹底を求めた。