市議会では、選挙執行や高齢者サービス、交通バリアフリー、地球温暖化対策などの重要テーマが議論された。
まず、市議会議員選挙に関して、投票率の低下の原因と対策について選挙管理委員会事務局長が説明した。期日前投票所の期間や時間帯についても確認が求められ、投票済証明書の活用状況の向上が必要であるとの意見が出された。さらに、高齢者サービスでは、利用施設に対する割引制度の拡充が求められるなど、より多くの配慮が必要とされている。
交通移動に関するバリアフリー施策として、新しい相乗りタクシーの導入が提案された。柏駅のエレベーター設置や屋根付きバス停の設置も重要な課題として浮上した。これにより交通不便地域の解消を図る意義が強調された。
次に、地球温暖化対策については、ゼロカーボンアクションプランの実施状況が報告された。一般住居への太陽光発電設備や蓄電池設備への助成も議題に上り、より広範な支援が期待されている。学校施設の冷暖房化の効果と断熱処理の進捗も議論され、教育環境の改善が求められている。
PFOSに関する実態調査も進められ、環境部長が現在の調査状況を報告した。また、第二最終処分場についても詳細な説明がなされ、適切な建築基準の適合についても問われた。公立保育園の職場環境についても保育士の配置基準や労働環境についての議論が行われ、質の高い保育の実現が求められた。
最後に、各議案についても説明があり、特に令和4年度の一般会計決算は歳入歳出差引額が約82億円であると報告された。今後の給食費の無償化や水道料金の減免など、市民生活の向上に向けた予算案が提示された。