令和2年第2回定例会が、6月5日に開会された。
議長の石井昭一氏の進行のもと、日程が決定。会期は20日間とし、最初の議題である市政一般報告が行われた。
市長の秋山浩保氏が登壇し、新型コロナウイルス感染症に関する状況と市の対策について詳細に説明した。特に、柏市での感染者数は39人に達し、しっかりとした医療体制の確保と、感染拡大防止策が進められていると報告した。
秋山市長は、感染者数の管理として、これまでに実施されたPCR検査の結果と開始経緯も紹介。5月1日に開設された柏市PCR検査センターでのドライブスルー方式ての検体採取が行われたこと、さらには相談センターの設置により、7,554件の相談を受けたことを述べた。これに加え、学校の再開状況や保育園の臨時休園についても触れた。
市内での教育対応も重視され、教育委員会と連携しながら、感染リスク回避を図っているとした。更に市の経済支援策として、特別定額給付金の申請状況や中小企業への支援策も紹介したことが印象的であった。特に、オンライン申請の受付開始から既に11万7,371件が申請され、振込も行われている点が強調された。
また、市独自の施策として、児童手当の支給や独り親世帯への緊急支援があることが述べられ、市税収入や社会保障関連経費についての見通しも示された。
議会では、様々な補正予算案が提案され、新型コロナウイルスに対する市の支援策が多数挙げられた。議案に対しても、極めて迅速かつ的確な対応が求められ、議員からの理解と支援が必要が伝えられた。全体的に、柏市における新型コロナウイルス対応の進捗状況が具体的に示され、議員の理解を得るための重要な報告がなされた。
最後に、議題は今後の会議日程や議案について決定し、来る11日に再度開会することが確認され、会議は終了した。