柏市の会議では、各分野にわたる施策が多岐にわたり議論された。
特にコロナ対応に関して、市長及び教育長、保健所理事からは、基本的対処方針変更に対応するための具体策が提案され、ワクチン接種の勧奨と副反応報告についても説明があった。市長は「副反応発症者には生活支援を行う必要がある」と強調した。
また、保健所行政では、HPVワクチンに関する説明が行われ、妊活支援及び妊婦の健康指導が今後の施策に含まれることが示された。保健所長は「化学物質過敏症への対応も重要な課題である」と述べた。
こども施策においては、(仮称)子ども・子育て支援複合施設の設立が計画され、こども食堂の活動支援事業や市立保育園の環境整備についても討論があった。市長は「子どもの生活を支える施策を進めていく」と意気込みを見せた。
さらに、保健福祉行政においては、柏市立柏病院の再整備基本計画が提示された。市長及び保健福祉部理事は「市民の健康を守るため、計画的な再整備が必要だ」と述べた。
環境行政に同様に注目が集まった。市長は「柏市プラスチック・スマート宣言」を行い、持続可能な地域を目指すことを示した。また、農薬の削減についても積極的な姿勢が表明された。
市有施設の運営においては、駐車場の共有やバリアフリー化の必要性が指摘された。この点について、市長は市民の利便性向上を図る方針を示した。
教育行政では、組織改編や制服リユース事業の進捗について議論が交わされた。市長は「不登校の支援強化と魅力ある学校づくりを目指している」と語った。
最後に、選挙啓発については、投票率向上策と自治体職員の選挙活動に関する意見が発信された。選挙管理委員会事務局長は「市民の政治参加を促進する必要がある」と述べた。