柏市における複数の施策が議論され、特に再開発と教育に関して多くの関心が寄せられた。
林紗絵子氏が開発についての質問を投げかけ、柏駅西口北地区の再開発事業計画について深掘りした。市長は、その事業計画が持つ地域振興の意義を強調し、計画の進捗状況を説明した。さらに、市長は「地区計画の進展に伴い、周辺地域の発展も期待できる」と述べた。
次に、防災について市長が福祉避難所の役割について言及した。福祉避難所は、特に災害時における弱者支援のために重要な存在であるとされる。市長はその機能を充実させる努力を続けると表明し、市が進める方針に理解を求めた。
保健行政についてもさまざまな議題が議論された。コロナワクチンに関する進捗状況を保健所長が説明し、接種を促進するための施策について述べた。「地域の医療機関との連携を強化し、スムーズな接種を実現する」と強調した。また、HPVワクチンや未受診妊婦の問題についても取り上げられ、包括的な支援の必要性が指摘された。
農業政策については、みどりの食料システム戦略や有機農業の推進がテーマになった。市長は「学校給食の有機化を進めていくことで、地域農業の活性化を図ります。」と熱意を語った。これにより、健康的な食生活の実現と農業の振興を同時に進める狙いがある。
最後に、教育行政では学校給食の将来構想や不登校問題が話題となり、教育長がその課題に対処する方針を示した。「教育環境の整備に尽力し、生徒たちが安心して学べる場を提供します。」との発言が印象的だった。