市議会が開催され、感染症対策や子ども支援、まちづくりに関する重要な議題が取り上げられた。まず、新型コロナウイルス対策についての議論が行われ、市長と保健所長が対応状況を報告した。
この中で、平野光一氏は「社会的検査の拡大に消極的ではないか」と疑問を呈し、PCR検査や抗原検査の積極的な推進を求めた。
これに対し、市長は「政府の方針に基づき、必要な範囲で検査を実施している」と回答したが、明確な拡大計画については触れなかった。また、保健所長は「地域の実情を考慮し、適切な対策を講じる」と強調した。
次に、子ども家庭総合支援センターに関する議論では、「子どもの最善の利益」を確保するための施策が提起された。こども部長は、一時保護所の課題について、「職員配置や運営体制を再評価しなければならない」と指摘した。
さらに、一時保護所での子どものケアや支援システムの整備が議論され、改善が求められた。これに対し、具体的な改善策や取り組みについては今後の課題として持ち越された。
最後に、まちづくりに関する議論が展開された。都市部長が地区計画やデータセンター問題、さらに柏駅周辺の整備について説明した。特に通学路の交通安全については意見が多く、「安全対策を早急に検討すべき」との声が上がった。
このように、今後の施策に対する市民の期待が高まる中、各議題には多くの意見が寄せられた。市は、市民の声を反映した施策展開を進める重要性が再確認されることとなった。