柏市では、経済の衰退や地域再開発が話し合われた。特に日本経済については、構造的な問題が指摘されている。
発言者である上橋泉氏は、経済が衰退する理由として、低い労働生産性や基礎研究への資金不足などを挙げた。特に、国民識別番号の不在によりデジタルトランスフォーメーションが遅れていることが問題視されている。
労働市場の現状についても言及。竹中平蔵氏は、成長産業への人材移動が難しいと述べ、磯田道史氏は、身分格差の深化が人々の努力を妨げていると強調した。
さらに、内需の伸び悩みが問題視され、藻谷浩介氏は少子高齢化が生活の困難さに結びついているとの見解を示した。特に、将来への不安が貯蓄へと向かわせ、日本人が高品質よりも低価格を選ぶ傾向が強まっているとの意見もあった。
リーダー人材の不足についても議論された。寺島実郎氏は、世界のマーケットを理解できるゼネラリストの不在を指摘。若い世代が安定した人生を求める傾向があるとの意見も耳を傾けられた。
次に、3月8日の国際女性デーに向けた議論が行われた。加藤副市長は、性教育の問題点を指摘し、男女の対等性についての疑問を呈した。
布施南地区に関する計画についても話し合われ、地域住民からの怒りの原因や手続きの適合性に関する質問が挙げられた。特に都市計画法に基づく手続きが重要視されている。
最後に、渡辺祐輝少年が達成した快挙を称賛する発言があり、地域貢献の重要性が強調された。市長は、地域の若者を讃える姿勢が地域を支える力になると述べた。
このように、各議題を通じて経済の現状や社会の課題、それに対する解決策が模索されている。