柏市で開催された市議会において、各議題が議論された。新型コロナウイルスに関する対策が特に重要視されている。市長は感染症に対する封じ込め策を強調し、現在の進捗状況について報告した。
令和元年度の決算については、実質収支が約40億円となり、基金残高が約25億円増加したと市長は述べた。また、小中学校の水道料金が平成30年度の約3億4200万円に比べ、令和元年度は約3億1300万円に減少したことが報告された。これにより、地域教育への影響を考慮している市の姿勢が示された。
さらに、大津ケ丘中央公園市民プールに関連する漏水問題も浮上した。営繕管理室の漏水調査報告では、1平方センチメートルの穴が発見されたという。また、調査を行ったSS社によれば、プールの水が空っぽにならない状況が確認された。
職員給与の地域手当についても議論され、柏市の6%という地域基準が他の市と比較して低いことが指摘された。市長は流山市の7.3%や鎌ケ谷市の7.5%に引き上げる市独自の方針に理解を示しつつ、柏市の立場を説明した。
消防職員の服務問題は、いじめや暴力行為が報告され、消防局長が課題の深刻さを述べた。市としての対応が求められている中、監視体制の強化などの対策が考慮されている。これらの問題は、今後の市の施策に影響を与える可能性があるだけに注視される。