令和3年9月3日、柏市議会第3回定例会が開会された。
この議会では、令和2年度の一般会計歳入歳出決算認定などの議案が提案され、会期が22日間と決定した。議長としての助川忠弘氏の辞職が承認され、新たに田中晋氏が議長に選ばれた。副議長には後藤浩一郎氏が選出され、議会運営の体制が整った。
市長の秋山浩保氏は市政一般報告を行い、新型コロナウイルスの感染状況に厳しい警戒が必要であるとした。特に、感染者が増え続け、地域医療が危機的状況にあり、医療機関と連携し最大限の対策が求められると強調した。
ワクチン接種については、高齢者の89.9%が1回目の接種を完了し、市全体では44.4%が接種を終えている。この状況を踏まえ、接種会場の拡充や医療機関との連携によって、円滑な接種体制の維持を目指している。
また、生活支援についても触れ、自立に向けた支援策の充実を図る意思を明らかにした。特に、独り親世帯向けの給付金支給や経済支援策が実施されており、市内中小事業者からの支援要請にも対応を進める方針を示した。