令和2年第1回柏市定例会において、災害時の乳幼児とその母親への対策が重要視された。
特に、避難所における授乳室や隔離されたスペースの必要性が指摘された。
市は既にパーティションを備蓄し、避難時に用意できる体制を整えていると説明した。
これに加えて、液体ミルクの備蓄も令和2年度から進めるとのこと。
配布方法については、詳細は未定であるが、一定の基準に基づいて行われる見込みである。
次に、防災公園の活用についての意見も出た。招いた商業施設や地域住民が連携し防災訓練を行うことが必要であり、また情報提供の観点からも地域の多様性を考慮していくべきだとした。
市としては定期的に訓練や啓発を行う必要があるという認識である。
続いて、ひきこもり問題に関する質問も多く寄せられた。特に40代から60代のひきこもりが増加している現象について、その原因が経済的理由や職場環境に起因するものが多いというデータが紹介されている。
市では相談窓口を通じて、ひきこもり支援の必要性を伝え、必要に応じて医療機関等に繋げる取り組みを行っている。
さらに、医療的ケア児に関する体制拡充が求められ、各保育所・学校において専門職を配置する方針が示された。
具体的には、実施可能な枠を設け、対応する看護師を交えながら進めることが求められる。
不登校問題では、学校で直接相談しやすい環境作りが強調され、アンケートによってより多くの情報を集め、対策に活かすことが協議された。
また、ワクチン接種については、リスク管理と情報提供に関する指導が徹底されるべきとの意見もあり、市民への周知徹底に努める考えが示された。
柏市議会におけるこれらの質疑応答は、今後の市の政策推進において重要なインプットが示されたものと言えるだろう。