柏市において、教育行政の課題から環境問題に至るまで多様な議題が議論された。特に教育関連では、過大規模義務教育学校への対策や不登校の現状が重要なテーマとして浮上した。
教育総務部長は、過大規模義務教育学校について「学校の運営に対し、適切な支援策が必要」と述べた。さらに、柏一小・旭東小の跡地利用についても意見が交わされた。
下総基地周辺でのPFASの検出状況について、環境部長は「調査が進んでおり、住民の身体への影響を調査中」との見解を示した。さらに原因と対処に関しても触れ、農作物への影響も懸念されていると強調した。
地球温暖化対策に関する報告では、ゼロカーボンアクションプランの進捗状況が示された。環境部長は「公共施設における太陽光発電の設置可能性調査を進めている」とし、次世代のエネルギー戦略について説明した。
その他、図書館構想について生涯学習部長が「教育子供委員会による視察結果を基に、将来の設計を考慮している」と発言。また、市立柏高校のグラウンド改修案についても議論され、教育総務部長は耐用年数や維持管理について詳細に語った。
屋内運動場の空調整備については整備目的とその対応率が評価され、十分な対応がなされている旨が語られた。市職員の市内在住については、総務部長が「市職員の市内在住率を上げるための施策を講じる」との方針が示された。
最後に、犯罪被害者等支援条例の制定について、危機管理部長が制定趣旨と周辺自治体の状況について説明を行い、条例施行への期待を寄せた。市民の安全と教育環境の向上を図る施策が求められる中、各部門が協力して取り組む重要性が再確認された。