市の重要な問題についての議論が行われた。
特に、市長の政治姿勢については厳しい意見が飛び交った。内田 博紀議員は、3期目の任期が折り返しを迎えた中で、選挙公約の実現度を問うた。また、2020年度の予算編成方針を尋ねた。
続けて、第五次総合計画における市民意識調査から、柏駅西口北地区再開発事業が市民要望に応えられていないとの指摘があった。内田議員は、市立病院の現地建てかえに向けた政治決断を求めた。
教育振興計画の改定についても取り上げられた。この中で、教育長は教育振興計画の策定方針を説明し、学校教育部長はその詳細について語った。特に、公立夜間中学の開設を計画に明記すべきだとの提案があった。
原子力防災に関しては、学校における子どもたちの初期被曝への対応や、東海第二原発の再稼働に向けた東京電力の資金援助に否定的な意見が表明された。学校教育部長は、広域避難協定が再稼働を容認するものではないと認識しているとの見解を示した。
防災対策についての質問も集中した。災害発生時の医療確保や水害予防の取り組みについて、総務部長や環境部長、都市部長がそれぞれの施策を説明した。
精神障害者福祉については、地域移行へ向けた取り組みや県との協議状況が問われ、保健福祉部長が具体的な進展を報告した。
最後に、歩行者の道路利用についても議論が行われた。柏市道やクランク道路の歩道整備要求およびバス停留所へのベンチ設置の必要性が示され、土木部長が具体策を述べた。