市議会において、2023年度の予算編成と市の重要課題が提起された。
松本寛道市長は、新年度の予算編成を通じた財政持続可能性への取り組みについて言及した。市立病院の感染症対策に関する重要性を強調し、速やかな建て替えの必要性を訴えた。また、柏駅西口北地区再開発事業において、地域活性化と共に柏セントラルグランドデザインのビジョンを示す考えを述べた。
新型コロナウイルス対策に関しては、保健所長が市民生活での感染リスク明示の重要性を指摘し、孤立化対策や雇用転換に向けた連携の必要性を強調した。経済産業部長は新産業の創出を目指し、新たな雇用を生む方向性を示した。
環境行政については、環境部長がカーボンニュートラルへの取り組みを重視した。柏市の地球温暖化対策計画の改定案を提示し、手賀沼の外来生物対策やプラスチックの混合回収の進捗を報告した。また、調整池におけるアオコの発生状況についても注意を促した。
教育行政においては、学校教育部長が校則の変更手続きの透明性と子どもの意見表明権について言及した。GIGAスクール構想に基づき、不登校児童生徒へのオンライン授業の実施状況を確認し、学校給食のセンター方式化の進捗についても情報提供があった。