柏市において行われた会議では、少子化対策や再開発に関する重要な議題が取り上げられた。
まず、少子化対策に関する発言が目立つ中、上橋泉氏は「万策尽きた感のある少子化対策の後に、価値観の転換が必要ではないか」と述べ、教育長とともにその重要性を強調した。特に、生殖行為の価値観を見直さなければ、人口減を食い止めることは難しいとの認識を示している。
次に、柏駅西口北地区の再開発が議論の中心に据えられた。市長や財政部長は、公共投資が繁栄と消費拡大を生み出すかどうかに疑問を呈した。過去の高度成長の理屈を考えると、再開発が消費拡大につながる保証は薄いという意見が多かった。この発言に対し、財政部長は「給付金が消費に回っていない現実」に対する国民の懸念も指摘している。
また、建物の耐震性や機能性が問われる市立病院の建て替え計画についても議論された。上橋氏は、コロナ以前から急性期病院の稼働率は限界に達していることを指摘した。
さらに、布施南地区のデータセンター建設問題については、住民関係者との合意形成が重要であると市長が述べた。また、給食センターの新安全基準への対応についても、全国的な状況と比較し柏市の特異性を問う声が上がっている。