柏市議会第4回定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。再整備が進む柏駅周辺の整備計画や新型コロナウイルスへの対応に関する質疑が行われた。噂されるGIGAスクール関連の調査報告書が提示されたが、議員からはさらなる調査が求められる状況が続く。
中でも、GIGAスクール構想に関しては従来のネットワーク設計に疑問が呈され、教育委員会側の判断や対応に対する批判が強まっている。市長による調査結果が、計画立案時の前市長の意向に沿ったものであったことが浮き彫りになり、専門知識を有する人材の必要性や責任体制の明確化が求められた。
また、高齢者に対するデジタル技術の普及とデジタルディバイドの解消も重要なテーマとして議論された。市民生活部ではデジタル技術に不安を感じる高齢者への教育的取組みの強化方針が示された。
さらに、学童保育事業については、児童数の増加に伴い運営委託の可能性や地域学童に対する支援について意見が交わされた。公設市場に関しては、駐車場料金の見直しが取り上げられ、地元の事業者との継続的な対話が求められている。
末永議員からのコロナ禍における一層の支援策の要望も伝えられ、具体的な施策の展開が期待された。関係部署は市民の要望を受け、引き続き柔軟な対応が必要とされる。
今後も柏市として住民の安全を守り、教育環境の充実や生活支援策を進めていくことが求められている。議会では今後も透明性のある施策運用が期待される中、財政的な持続可能性を確保しつつ、市民に寄り添った社会を築いていく必要がある。