令和3年第2回柏市議会定例会が開会した。
議会では、市長の秋山浩保氏が市政運営の主要事項を報告した。特に新型コロナウイルス感染症対策が重要なテーマとして取り上げられる。
市長は感染状況について、今年2月から4月上旬にかけて陽性者数が30人程度にまで減少したことを説明した。しかし、4月中旬以降に新たな感染者数が増加傾向にあり、5月下旬には50人程度に減少したと述べた。感染症対策としてワクチン接種が進められ、特に要介護者や高齢者への接種が優先されている。
また、子育て世帯向けの生活支援策や新型コロナウイルス感染症の影響による保険料の減免制度についても報告された。独り親世帯に対する特別給付金も順次支給されている。
加えて、柏市児童相談所の設立に向けた計画や、自殺予防対策についての取り組みも報告された。自殺者数が増加している中で、特に若年層や女性の自殺対策が求められている。
会期は本日から20日間と決定され、議案第1号から第12号に関する審議も行われることとなった。議長の助川忠弘氏が日程を進める中で、市の各種対策に対する議員の理解と協力を求めている。