令和6年6月14日、柏市議会は第2回定例会の質疑及び一般質問を行った。主なテーマは柏市の少子化対策や障害者支援、地域の災害対策などに関連するものであった。
質疑の中で、柏市議会議員の平野光一氏は、少子化問題について言及し、特に経済的な不安や教育環境の整備について市長に問いかけた。平野氏は、ヤングファミリー世代が直面する経済的な負担に対し、必要とされる支援の拡充を訴え、「子供が幸せでない国になっている」と強調した。市長は「児童の権利を尊重し、幅広い支援を行う」と応じた。
また、教育問題では、柏市内の公立小中学校における図書購入費の減少が懸念されている。この問題に対し教育委員会は、図書館の整備状況や新聞の購読についての取り組みを説明し、教育の質を確保するために努力していると述べた。日本語指導が必要な外国籍の児童生徒の増加についても言及され、そのためのサポート体制の確立が求められた。
さらに、依存症問題も議論の的となり、アルコール依存症やギャンブル依存症に対する具体的な支援策が必要とされている。市は、専門的な相談窓口の整備や啓発活動の強化を進めているという。