最近の会議では、新型コロナウイルス感染症対策に関する報告が中心となった。
保健所長はワクチン接種と無料のPCR検査の取り組みについて、成果と課題を指摘した。特に感染者への医療の対応についても質問され、改善余地があると述べた。自宅療養者の健康管理についても、課題が残ることが強調されている。
次に議題に上がったのは自治体のデジタル化。企画部長は、データの外部提供が導入される中で個人情報の保護が確保されるか、懸念を持っている市民が多いと説明した。また、対面サービスの後退や自治体リストラに関する問題も議論された。市民生活部長は、マイナンバーカードの利用を押しつけるような政策は控えるべきだと批判した。
ごみ行政に関しては、環境部長が「ごみ処理基本計画」の達成状況を報告。その中で、4月1日施行の「プラスチック資源循環法」への取り組みを説明し、狭い路地へのごみ収集についての意見も求められた。特に、高齢者世帯へのごみの取り扱いについても考慮する必要があるとした。
コミュニティバスの実現がテーマにも上がった。土木部長は、柏駅から市役所、保健所へのコミュニティバスの計画を発表し、料金の設定についての議論もあった。
最後に、国民健康保険についての議論では、市民生活部長が令和5年度の厳しい国保会計について警告を発した。国・県に対して保険料の値上げは避けるべきと力説し、また、国保料の均等割額減免を拡大すべきだとも述べた。