令和2年第2回柏市議会定例会が行われ、さまざまな議題について議論が交わされました。
特に柏駅西口北地区の再開発事業に関する質疑が注目を集めました。「日本共産党の渡部和子議員」は、新型コロナウイルスの影響で市民生活や地域経済が深刻な状況にある中、約400億円の税金を投入するこの事業を進めるべきかと問いかけました。
これに対し「秋山浩保市長」は、経済活動が停滞している現状にもかかわらず、長期的なまちづくりには脆弱な都市基盤の改善が必要であると述べ、駅前の多様な飲食店や事務所の存在が今後の経済支援に大きな影響を持つと強調しました。市民の意見を聞きながら進めていく重要性も指摘されました。
医療行政についても質問がありました。渡部議員は市内医療機関への緊急の財政支援が求められるとし、経営危機が深刻な状況にあることを示しました。市長は国や県の支援策を精査した上で、柏市独自の支援策を検討する意向を示しました。また、市立柏病院の建て替え問題においては、市民の命を守るため、速やかな対応が必要であると議論されました。
最後に、他の議題では、保育園の給食調理の民間委託についてや、保育士と調理員の連携が感染症対策において重要であることが議論されました。このように、多面的な問題が浮き彫りとなった会議は、市民のための具体的な施策が求められる内容となりました。