柏市の市長である平野光一氏は、最近の会議で新年度予算案や柏市の平和都市宣言について議論をした。
特に、岸田政権による大軍拡が懸念される中、市としての平和への志向が重要であると強調した。
また、「公共を取り戻す」といった自治体の潮流に触れ、地域の未来のために市が果たすべき役割についても言及した。
市長は新型コロナ対策に関しても発言し、季節性インフルエンザと同じ「5類」への引き下げがもたらす影響を分析した。
さらに、柏市独自の感染症対策の強化についても言及し、地域に適した新しい施策が必要とされることを示した。
国民健康保険の問題についても、所得に応じた負担見直しや子どもの均等割の軽減・廃止が重要であると述べた。
子育て支援に関しては、「子どもたちにもう1人保育士を」との要望が上がり、柏市独自の給付型奨学金制度の実現を目指すべきだとした。
教育行政では深刻な教員未配置問題の解消、学校給食の全面無償化、部活動の地域移行などの課題への具体的な対策を求めた。
また、地域循環型経済の推進としてコミュニティバス、シルバーパス、住宅リフォーム助成制度などについても取り組みが必要であると訴えた。
環境政策も重要な議題であり、政府の「原発回帰」への大転換やゼロカーボンシティの実現に向けて取り組むことが求められると平野氏は発言した。
最後に、ジェンダー平等について、日本社会の課題を明確にし、柏市役所での実現に向けた取組みを強調した。