柏市では、少子高齢化社会への対応策が議論された。
具体的には、人材不足への認識や赤ちゃんの誕生環境整備が取り上げられた。市長は、人口減少社会における人材担い手不足を重要な問題として認識していると述べた。また、柏市独自の赤ちゃん誕生環境整備支援策についても触れ、地域の子育て支援に力を入れていることを明らかにした。
次に、子どもの貧困問題にも言及された。総務部長は、「現在、貧困課題は常に変化しており、今後も取り組みを強化する必要がある」と強調した。その後、高校中退者の支援策についての議論が続いた。この課題に対して、経済産業部長は居場所づくりや相談支援の重要性を訴えた。市は、居場所を提供することで、中退者が再び学びの場に戻る手助けをしている。
さらに、柏市は認定職業訓練校や定時制高校への共同支援に力を入れている。学校教育部長は、「これにより、多様な選択肢を提供し、学生が自分のペースで学べる環境を整備する」と述べている。
最後に、芸術文化スポーツの分野にもコロナ禍の影響が際立った。生涯学習部長は、文化芸術活動について、「感染症の影響で様々な制約がある中でも、地域の活動を活性化させていく必要がある」と期待を寄せた。今後、柏市には多くの課題が待ち受けているが、地域のニーズに合わせた施策が求められている。