沼南地域における重要な課題が議論された。
市長は、地域医療の確保に向けた取組みについて言及した。特に南部・沼南地域の医療体制強化が課題となっており、社会福祉や医療の連携を図る必要があると述べた。市立病院の建てかえについても言及し、「早期に前向きな検討を進める必要がある」と強調した。災害発生時の地域対応については、研修などを通じて市民の理解を促す場を設けることが大切だと述べた。
再生可能エネルギーの推進に関する市民の声に対して、市長は「市としてもその声を大切にし、具体的な良策を講じる方針です」とコメントした。また、東海第二原発についても再稼働問題の説明会を開くことが必要だとの意見があり、市長は「説明責任を果たす必要がある」と述べた。さらに、原発の廃炉に関しても市民の意見を重視する姿勢を示した。
次に、地域の諸問題として高柳駅周辺の交通安全が取り上げられた。土木部長は、「歩行者の安全対策を進めることが急務」と述べ、具体的な対策を検討していることを明らかにした。大津ケ丘市民プールの存続についても言及があり、地域づくり推進部長は「地域住民の声を尊重し、今後の検討を進める」と述べた。
生涯学習に関しては、中央公民館の耐震補強工事が進行中であり、その間の代替施設利用について地域づくり推進部が協力する方針だと説明された。しかし、改修工事に関しては計画段階から利用団体との協議が不足したとの意見もあり、必要な情報共有などを図るべきとの声が上がった。
放課後デイサービスに関する議論では、報酬改定後の利用者への影響が問われた。保健福祉部長は権限移譲が利用者に何をもたらすのかについて、「徹底的に情報を伝え、安心して利用できる体制を整える必要があります」と述べた。最後に、公立夜間中学に関して、教育長は「重要な役割を果たす存在であり、開設に向けた具体的な取り組みを進める」との考えを示した。