令和2年度の予算に関する議論が行われた。市では、子育て支援や高齢者支援策の充実を図るとともに、地球温暖化対策も考慮されている。
その中で、市長は「景気対策として公共投資を拡大していく」と強調した。特に公共施設への整備や教育環境の向上が焦点となる。
また、2月の補正予算において、公共施設整備基金に15億円を積立てる理由が示された。「重要なインフラを支えるためには不可欠な措置である」と財政部長は述べた。
さらには、若者支援策も広がりを見せる。18歳成人向けのお祝い金の新設が提案されており、若者の自立を促す方針が伺える。教育施策においては、「中学校入学お祝い金の支給など、若い世代への支援を重視している」とこども部長が語った。
地球温暖化対策には、公共施設への太陽光発電の設置が含まれ、「助成制度の拡充で市民の利用を促進したい」と環境部長が説明した。これにより、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが進むことが期待される。
さらなる交通インフラの整備も計画されている。柏駅のバリアフリー対策について、エレベーターの設置が求められ、「安心して移動できる環境を整える」と土木部理事はコメントした。
市民からの要望にも応え、地域公共交通部会が設立されるなど、住民参加の行政が進められている。「市民の意見を反映した交通計画を検討する」と強調され、地域の利便性向上が図られている。