令和5年第4回定例会が柏市で開会される。
11月24日、柏市議会において令和5年第4回定例会が開催され、各議題が審議されました。市長の太田和美氏は、会議の冒頭で議員への感謝の意を示しました。今定例会では、柏市子ども・子育て支援複合施設条例の制定など複数の議案が提案されています。
日程第2においては、会期が本日から12月13日までの20日間と決定されました。この会期中に上程される案件には、市立小学校の体育館空調設備の整備予算が含まれています。太田市長はこの整備の必要性を強調し、緊急防災・減災事業債を活用して、資金調達を行う旨を発表しました。
また、低所得妊婦に関する初回産科受診料の助成についても触れられました。この施策は、市民税非課税世帯や生活保護世帯の妊婦を対象とし、経済的負担の軽減を目指します。柏市は、県内で初めてこの助成を実施することになります。
さらに、教育政策審議会の設置や学校給食将来構想の改定についても報告されました。教育政策審議会は小中一貫教育の推進などをテーマに審議を重ねています。また、学校給食の質向上を目指すための方針がまとめられ、今後市民からの意見を募る予定です。
最後に、柏市清掃工場(北部クリーンセンター)の基幹的設備改良工事が発表されました。これは老朽化が進む施設の更新を行い、今後18年間の安定稼働を目指します。市長は、地域のセーフティネットとなるような施策を一層進める考えを示しています。