今回の会議では、教育や社会に関する重要なテーマが討議された。
特に、アクティブラーニングが大正新教育運動の轍を踏むのではないかと教育長は懸念を示した。その上で、教育が社会を変えるのか、逆に社会が教育を変質させるのかという根本的な問いに対する議論を求めた。また、日本社会は果たして教育改革を必要とするほど変化しているのか、あるいは市場での選択肢が限られているセクターが存在するのかを考察する必要があると指摘した。
次に、地域における共存と共生、行政の役割についても言及があった。川口市芝園団地における中国人との共存につき、企画部長は今後共生に進む可能性を述べ、日本人同士の大都市住民に共生の進展が見られているか再考する必要があると強調した。その上で、外国人が地域を越えた共生の経験を持っているのではないかとの見解も示された。
また、アベノミクス終焉後の地方財政政策について、財政部長はデフレを根本的に克服できたか疑問を投げかけた。さらに、ポスト安倍政権において地方財政政策がどのように展開されるのか、アベノミクス期の大型開発事業に対する国の修正が求められるのかも議論された。
教育分野では教員のなり手不足という現状も明らかになり、学校教育部長は柏市における教員の未配置や非正規教員不足の背景を探る必要があると述べた。これらの問題は、教育現場での持続可能性を考える上で重要な課題である。
不祥事の背景については、市長が促した結果、多くの課題が浮き彫りになった。市立病院の建てかえに関しても市長の発言があり、その延期が公共病院展望に対する見解を揺るがす可能性を示す言葉が続いた。
また、オールブラックスの歓迎行事に関しては、人気ラグビーの影響が過度ではないのかという疑問と、何か隠された目的があるのではないかとの疑念を抱いた市長の発言が記録された。