尾張旭市議会において、令和6年第4回定例会が開催され、複数の課題について市の方針が示された。
自衛官募集事務における対象者情報提供について、今年度833名の情報が提供され、4名が除外を申請したとの報告があった。市は、この制度の周知を進める必要があると認識しており、高校への同様の情報提供が市民に効果的であるとの考え方にも触れられた。
次に、日本全体で災害意識が高まる中、児童・生徒を対象とした防災教育が重要であるとされ、総合的な学習の時間を通じて、地域の防災に関する理解を深める取り組みが発表された。特に、生徒たちが主体的に防災について学ぶ新たなプログラムが注目されている。
また、スカイワードあさひの天体観測室は、利用者の増加が続いており、昨年度は8,680人が利用した。現在も新たな影響として、リーダー的存在の確保が難しい状況が問題となっている。さらに、光害に対して十分な環境での観測を奨励するための取り組みも進められている。
市内のごみ処理について、可燃ごみ全体に占める資源化可能物の割合が近年減少しているとの報告があり、特にプラスチック製容器包装が増加している。市民には分別の重要性を再認識してもらう必要があるとされ、改善策の検討が続けられる。
この他、公共交通におけるオンデマンド交通の導入が計画されており、市民の移動をより便利にするための策が模索されている。実証事業を通じて、公共交通全体の利便性向上に向けた取り組みが期待されている。
今後の市の活動には市民の参加と理解、連携が欠かせないことが強調され、各課題に対して前向きな検討が続けられることとなった。