尾張旭市議会の定例会が開催され、市の進行中の施策について多くの議題が取り上げられた。特に、コロナ禍での変化や新たな施策が示された。
議員からは「コロナ禍における子育て環境の変化」や「地域消防防災施設『ほんまる』について」など多岐にわたっての質問があった。
秋田さとし議員は、コロナ禍における保育の現状を尋ねた。こども子育て部長の阿部智晶氏は、無償化が導入された後の幼児教育の変化について述べ、申込件数の減少が見受けられたことを報告した。このことは、保護者の意識に変化が見られることを示唆していると考えられるとした。
また、「ほんまる」についての質問もあった。消防長の八野井聡氏によると、地域に貢献する新たな消防防災の拠点として機能し、これからの地域防災の中心的存在になることが期待されると述べた。特に、災害時には迅速に情報を収集し、地域住民に対して適切な支援が行える体制が整う。また、男女別のトイレやシャワー室も整備され、地域の防災力強化に貢献する。
市原誠二議員は、出生届提出時の記念品贈呈を提案した。市民のふるさと愛を育むためのアイデアで、地元企業の商品やサービスを利用することが考慮されなければならない。
最後に、災害に対する意識を高めるマイ・タイムラインやドローンを活用した情報収集の仕組みが取り上げられた。新型コロナウイルス感染症対策を強化し、オンラインでの訓練は意味のある成果を見せている。
これらの施策の実行は、地域の安全と安心を確保するための大きな一歩となることが期待され、今後も持続的な取り組みが求められる。市民が積極的に防災活動に参加し、安全な街づくりが進むことが望まれる。