令和4年12月5日に行われた尾張旭市議会では、緊急時におけるAEDの使用や、空き家対策、交通問題、市民福祉の向上など様々な議題が取り上げられた。
特に緊急時におけるAED(自動体外式除細動器)の使用について、消防長は、市民が119番通報するとともに、通報者に対して心肺蘇生法やAEDの使用方法を伝えていると述べた。
また、本市におけるAEDの導入については、全国的な流れに従い、公共施設や民間店舗に設置を進めていることが報告された。現在、168か所に設置されているAEDが救命処置に役立っている実績もあり、今後もその活用を促進する方針とされた。
同議会では、借り手がいない空き家を活用するための対策も議論された。452件を超える空き家に関しては、除却支援の制度を設けることや、民間事業者との連携を検討する方向性が示された。
続いて、交通に関する問題解決に向けた取り組みも報告された。特に生活道路や交差点の安全を向上させるため、警察との協力を強化し、道路の整備に対する市民の声を反映させることが強調された。
さらに、高齢者に対する多様な支援体制や、民生委員の役割の重要性についても言及された。特に、少子高齢化が進む中で民生委員の成り手不足が問題視され、その解決に向けた多角的な戦略が提起された。
今後も健康遊具の設置状況や、その利用促進に向けた市民参加の取り組みが期待されている。