令和3年2月8日に開催された尾張旭市議会臨時会では、重要な議案が審議された。
新型コロナウイルス対策とワクチン接種についてが主なテーマとなり、特に令和２年度尾張旭市一般会計補正予算（第9号）は注目を集めた。
予算案は、ワクチン接種体制を確保するために必要な経費を計上するものだ。
市長の森和実氏は挨拶の中で、愛知県を含む10都府県での緊急事態宣言が延長されている現状を述べた。
尾張旭市では感染者数が減少しているが、医療体制は依然として逼迫していると強調した。
市民の安全を確保するため、ワクチン接種体制を怠ることなく実施する必要性に言及。
そのため、一般会計補正予算を迅速に承認してもらうよう議員にお願いした。
会議では、委員会による所管事務調査報告も行われた。川村つよし議会運営委員長は、運営についてはすでに合意されている旨を確認し、日程を進めた。
次に福祉文教委員会の芦原美佳子委員長が、ワクチン接種に関する質疑応答を報告した。
コールセンターを設置し、体制を整えることや、冷凍庫の配備について詳細が語られた。
市民へのワクチン接種は、大きな期待が寄せられている重要な施策である。
この予算を通過させることによって、市の対応力を高め、市民の不安を軽減することにつながるとみられている。
最終的に、議案は全員賛成で可決され、臨時会は無事に閉会した。
森市長は、市民への円滑なワクチン接種を行うため、引き続き全力を尽くすことを誓った。
市政の運営は市民の安全・安心を第一にし、今後も関係機関との連携を強化していく意向を示した。また、議員の健康を気遣い、円滑な運営に向けた支援を求めた。