令和３年第２回尾張旭市議会定例会が、3月2日午前9時30分より始まった。
議会運営委員会の報告があり、会期は本日から3月23日までの22日間であると発表された。議長の早川八郎氏は、初めに出席した議員の確認を行い、定足数に達していることを確認した。
森和実市長は施政方針演説を行い、新型コロナウイルス感染症対策を最優先にする方針を強調した。市長は「昨年はコロナ禍によって通常の生活が困難になった。市民が安心して生活できる環境を整えるため全力を尽くす」と述べた。
令和３年度予算については、一般会計248億円、前年度比0.1%の減となることが見込まれており、説明が行われた。確保された予算の中で、新型コロナウイルス対策や、地域経済の再生、子育て支援などへの重点的な投資が計画されている。
具体的には、コロナウイルス対策として、早期のワクチン接種の実施や、市民生活を整えるための支援策が講じられ、また、子ども医療費助成制度の拡充や、在宅療養支援も行われるとした。
諸議案について、秋田誠副市長が一般会計補正予算など、提出予定の議案に関する詳細を説明した。新たに提案された議案には、特別会計の補正予算や、心のアドバイザーを配置するための教育関連施策が含まれる。これらの文書は今後、議会で熟議され審議される見込みである。