令和3年12月の尾張旭市議会定例会が、11月30日に開会した。
出席議員は17名で、櫻井直樹議員が欠席した。
議長の片渕卓三氏は、開会にあたり新型コロナウイルス対策として、マスク着用と換気の徹底を周知した。
また、森和実市長は、今回の定例会で提案されている案件に関し、議員の理解を求めた。
市長の報告によると、今回の提案案件数は26件で、主な内容は一般会計補正予算の承認である。この中には、コロナワクチンの接種準備に必要な経費が含まれており、予算総額は268億8,670万1,000円となり、歳入歳出それぞれ1,500万円を追加する計画だ。
また、芦原美佳子議会運営委員長の報告によれば、定例会の運営については十分に協議され、議案に対する質疑も活発に行われている。
特に、補正予算の中で新型コロナウイルスワクチン接種費用が優先的に扱われていることが強調された。
質疑では、接種対象者や時期に関する具体的な質問があり、市長は医療従事者から順に12月と1月に接種が進むことを説明した。
一方、子育て世帯への臨時特別給付金についても多くの質問が寄せられ、支給対象となる児童の基準や支給時期についても報告された。
この様に、議会の活動は、市民の生活に直結する重要な案件を扱い、しっかりとした検討が進められている。今後の議論や採決が市民に与える影響も広がるため、引き続き注目が必要である。