令和4年3月1日、尾張旭市議会にて第2回定例会が開会し、様々な議題が議論されている。
この定例会では、施政方針演説が行われ、森和実市長が市政運営の方針や令和4年度主要施策の概要を述べた。特に新型コロナウイルス感染症への対策が強調され、市民の命と暮らしを守るための施策に取り組む姿勢が強調された。市長は、感染拡大防止のために公共施設の利用制限などの苦渋の決断を行ったことに対する市民の理解と協力に感謝の意を表した。
また、令和4年度当初予算についても説明があり、一般会計の総額は265億3,000万円にのぼり、前年度比7%の増となり、過去最大規模であることが報告された。予算編成に関して市長は、市民の生活再生と経済活性化を見据え、デジタル化等への対応を含めた各種施策を盛り込んだと述べた。これに対して秋田誠副市長が補正予算案を説明し、議案についての質疑が起こらなかったことが報告された。
施政方針演説の中で市長は、特に子育て支援や会計補正予算の内容を詳細に説明。議案の中では、令和3年度一般会計の補正予算が提案され、その旨が各委員会で全員賛成により可決されたことが報告された。さらに、尾張旭市長久手市衛生組合の解散に伴う議案についても扱われ、関連する財産処分について議会の議決を求める内容が含まれた。
市長は、今後も市民の期待に応えられるようなオープンで透明性のある市政運営が求められるとして、時代の変化に対応したまちづくりの重要性を訴えた。また、各議案の採決はスムーズに進み、特に第2号議案は提出後すぐに審査が行われたことが目を引いた。
今後の議会日程も調整されており、3月24日までの期間中に他の議案の審議が続けられる予定である。議会運営委員長の報告によれば、引き続き、基本的な施策の実施や各種予算案に対する審査が求められるとのことだ。市民の生活を取り巻く環境が厳しい中、議会がどのように対応していくかが注目されている。