令和3年第4回尾張旭市議会定例会が、6月7日午前9時30分に開催された。
今回の定例会では、市長の森和実氏が挨拶を行い、提案された案件は合計6件に上った。内容は一般会計の補正予算1件、条例の一部改正2件、工事の請負契約1件、消防ポンプ自動車の取得1件、人権擁護委員の諮問案1件という構成である。
議会運営委員長の芦原美佳子氏は、定例会に向けた運営について報告し、議員らからの質疑がないことを確認した。
日程の中で特に注目されたのは、一般会計の補正予算案である。この補正予算案では、歳入計257億861万円に対して、1億9,667万円を追加する内容が含まれている。総務部長の石坂清二氏は、国庫支出金や繰入金、市債の増加について説明した。
また、新型コロナウイルス感染症対策として、傍聴席数の縮小や議場の換気対策も講じられることが確認された。議会運営委員会では、傍聴に関して音声データを公開し、市民が議会の様子を知る手段を増やすことを決定した。
一般質問については、出席議員の数を減らすことはしないが、感染防止意識をさらに強化することで合意が形成された。今後の感染状況に応じた柔軟な対応が求められる。