令和5年12月20日、尾張旭市議会(第5回)定例会が尾張旭市議会議場で再開された。
出席議員は20人で、議事は順調に進行し、各委員会の報告や議案の討論が行われた。また、多数の請願と陳情に関しても討議された。
議会みらい創造特別委員会の委員長、早川八郎氏は、議会改革や活性化に関しての所見を示し、議員の報酬については当初のまま据え置くことが確認された。
続いて進められた予算決算特別委員会の討論では、第49号議案である尾張旭市一般会計補正予算に対する賛否が交わされた。川村つよし議員は公共部門の給与引き上げに懸念を示した一方、安田吉宏議員は新たな市政を目指すチャレンジ事業に賛意を表した。最終的に第49号議案は賛成が多数を集め、可決された。
さらに、第67号議案で国民健康保険税条例の改正が提案され、出産する被保険者に対する税の免除措置が盛り込まれていることから、委員長からの説明があった。質疑が取り交わされた後、これも賛成多数で可決された。
好評を博したのは、住民税非課税世帯への給付金を盛り込んだ補正予算案であり、多くの議員が迅速な対応を評価した。特に柴田浩市長は、経済的に厳しい状況にある市民のための支援策を強調し、議会の理解を求めた。国の支援に基づくこの施策の実施は、尾張旭市にとって重要な施策であるとの声が多く上がった。
最後に、意見書案第6号も賛成多数で通過し、今期の定例会は全議案が原案通り可決された。市長は閉会挨拶の中で、定例会に対する感謝の意を示し、来る年が市民や議員にとって良き年であることを祈念した。