尾張旭市議会は、令和4年12月28日に定例会を開会した。
新型コロナウイルス感染症対策が実施され、出席者にはマスク着用が求められた。
議長の篠田一彦氏は出席議員18名を確認し、定例会が開始されることを伝えた。
森市長は体調不良のため欠席し、副市長の秋田誠氏が予算案等の提案を行った。
今回の定例会では、一般会計の補正予算が7件、市条例の制定が2件、改正が7件、道路線の認定及び廃止が1件、指定管理者の指定が1件と、多岐にわたる内容が提案されている。
秋田副市長によると、一般会計補正予算案は295億8,923万4,000円から297億7,104万8,000円に増加し、主に人件費の調整が行われる。
この予算案には、国庫支出金や県支出金、土地売払収入などが含まれ、地方自治体の財政において重要な役割を果たす。
特に、公共施設整備基金への積立金が追加され、今後の施設運営に寄与する見込みである。
さらに、個人情報保護のための新条例も予定されており、地域社会における個人情報の適正な取り扱いが期待される。
会期は本日から12月20日までの23日間と決定され、議会運営委員長からの報告も行われた。
松原たかし委員長は、今後の議事日程についても説明し、一般質問や議案質疑の進行方法について明確にした。
たかし委員長は、議会運営の透明性向上を意識し、議員同士の意見交換を促すことを重視すると述べた。
これに合わせ、傍聴者の安全確保を目的とした環境調整も引き続き行われる見込みで、来場者に対しても協力が求められることとなる。
議長は、「多くの議案が提案されているため、慎重な審議をお願いします」と強調し、散会となった。