尾張旭市議会は、令和2年6月26日に定例会を再開し、多数の議案を可決した。
議題には、令和2年度一般会計補正予算や市税条例の改正があった。森和実市長は、補正予算案や新型コロナウイルス対策について言及した。特に、一般会計補正予算(第2号)では、公共交通整備事業として、市営バス利用券助成金が提案され、市民の移動支援に期待が寄せられる。
福祉文教委員会の報告では、小中学校の情報化教育の重要性が強調された。特に、GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の整備は、大いに注目された。陣矢幸司議員は、「基礎的なハードウェアの整備だけでなく、活用できる環境を整えていくことが重要です」と述べた。
また、保育園や児童クラブ用の備品購入についても審議され、非接触型体温計や空気清浄機の導入が決定された。これにより、施設での感染拡大防止策が強化される見込み。
議案の採決については、全ての議案が全員賛成により可決された。特に、第32号議案の可決を受けて、山下幹雄議員は「市民生活を支えるための施策であり、真摯な対応を期待する」とコメントした。その他、多くの議員が議案に賛同し、今後の市民生活の安定を願った。
議会後、森市長は「新型コロナウイルスの影響を受けている市民のために、必要な支援を切れ目無く行っていく」と強調した。市は引き続き、感染症対策や経済を支える施策を進めていく方針である。