令和5年第5回(12月)尾張旭市議会定例会が開会した。
市長の柴田浩氏は、今回の定例会に提案された案件は合計18件であると報告した。具体的には、一般会計補正予算が5件、条例の一部改正が5件、総合計画基本構想の策定が1件など、多岐にわたる。
柴田市長は「今回の補正予算には、先の9月定例会で認められたチャレンジ事業の第2弾が含まれている」と述べ、速やかな取り組みを強調した。また、「第六次総合計画の基本構想においては、『幸せつむぐ 笑顔あふれる 尾張旭』を掲げ、まちづくりの方向性を示す」と語った。
続いて、議会運営委員長の陣矢幸司氏が報告を行った。11月17日、28日の会議では、12月定例会の運営について協議されたことが伝えられ、日程内容や委員会からの調査報告についても説明が行われた。議会運営委員会では、多くの議題が円滑に進められたことが評価された。
会期については、本日から12月20日までの22日間と決定され、議案の質疑や討論が進行予定であることが示された。また、補正予算案には、さまざまな事業の追加が含まれ、特に人件費の増加や福祉医療費の補填についても説明された。
議会内では、意見書の送付や監査報告に関する報告も行われ、議員たちは請願や陳情についも注目している。特に、女性の意見を聴く会の開催が議題に上がり、ジェンダーに関する意識の向上が期待されている。
定例会では、今後、一般質問が行われる予定であり、17名の議員が質問を通告している。議案質疑、生徒のボールが民家に損傷を与えた件の損害賠償問題など、幅広い議題が扱われる見通し。
このように、尾張旭市議会は市民の関心を反映した運営を進め、様々な施策のさらなる充実を目指している。